2010/2/13 ???まですべて読了。
タイトル「The turn of the golden witch」のとおり
ずっと魔女様のターン。
ep1の最後で、姿を現してくれた魔女様ことベアトリーチェ。
あの時はドレス姿の優雅な貴婦人的雰囲気でしたが
まさかあんな凄まじいお方だとは思いもしませんでした……（遠い目）
ep1は第一話ということもあり、キャラや背景などの説明的な要素がありましたが
今回はそこからいろいろと踏み込んだ感じ。
初っ端から譲治＆紗音の沖縄デート、そこに至るまでのいきさつ、
紗音の身分違いゆえの苦悩、ついでに朱志香の嘉音への淡い思いetc
そのだだ甘ピンク色の世界に、うみねこでなくて別のお話を読んでいる気分になりました。
もう甘いの嫌ー、戦人早く出てきてーと何度思ったことかw
そのだだ甘モードの頃から色々暗躍？ していたベアト様がまさかの現実世界にご出陣。
しかも金色の蝶がふわふわりだなんてファンタジー的出没ではなく
屋敷の玄関から堂々のご入場という大胆さにある意味感服。
その後も第一の晩は人間の仕業とは思えないグロさ加減だったり
第二の晩では黒山羊さんは召喚されるわ
嘉音は手から剣はやして某F○teばりのバトルに突入するわ
最後の最後には戦人くんを屈服させ、首輪つけて引きずリ回したりと
もう全く持ってやりたい放題の好き放題。
でも、夏妃の部屋では紗音がすっかり悟りきっちゃって冷静なのに対して
ベアト様の口撃は超お下品かつセクハラ親父的で、
「……もしかして紗音のこと、めちゃくちゃ羨ましがっちゃってる？」な内容。
挙句に暴力的にバリアぶち壊しとか、何か勝った割に負けてるようなw
それにしても朱志香→嘉音はep1や今回の親族会議前のいろいろで出てきていたけど
学園祭時にあんだけ無関心極まりなかった嘉音→朱志香がまさか成立するとは思わなんだ。
つか、あまりに唐突に好きなんだとか言い出し始めたので
どこか数十ページくらい読み飛ばした？ だなんて考えちゃいましたよ。
などなど、今回深く語られた面々の話は尽きませんが、
誰よりも何よりも楼座さんのことを忘れる訳にはいきません。
かつてマメな常識人だなんて評されていた姿はどこへやら。
娘は虐待しまくってるし、「……何も信用できないわよ。家具どもが。」だし。
こんなお人が一行の中で唯一の凶器・銃を手にしているだなんて、おっかないにも程があります。
ep1で同様の銃所持ポジションにいた夏妃さんとは偉い違いです。
んで最後は「うおおおおおおおお」で楼座△と思いきや
ベアトに特別料理を振る舞われちゃって終わりとは。
いやあ、激動の人生（？）でございますね。
何かエンタテイメント的にいろいろ楽しかったので
そういう話ばかり書いてしまいましたが、一応考察めいたことも少々。
今回、魔女による犯行が、それも七杭が宙を舞ってざくっだなんて
魔法でしかありえない手段で多数起こされていますが
が、戦人との推理バトルではそんな手段については一切論点になっていない。
鍵が何本だとか隠し扉がどーとか部屋には誰も隠れてないだとか、
ひたすらに密室話に終始してるのです。
ベアトの出陣にはあれだけ突っ込みを入れていたというのに、
もっとど派手な魔法の数々であるこれらに戦人が何も言及しないのはおかしい。
つまり、これらの描写を戦人は目にしていない可能性がある。
何と言うんですか、言ったもん勝ちとでも言うんでしょうか。
ちょっと戦人が席を外していた隙に殺人が起こって、それに対してベアトが
「実は妾があーんな魔法やこーんな魔法で殺っちまったんだぞーくひゃーひゃっひゃっひゃ！」
だなんて勝ち誇ってるだけ、みたいな。
でも戦人はそんな妄言からして全く聞こえちゃいねーぜ、みたいな。
また、南條や熊沢は13時頃に使用人室で殺されたと記されていますが
実際にTipsで死亡扱いになるのはずっと後の、源次が死体を見つけた後の21時。
魔法であれやこれややったのはTips上はカウントされていない。
推理バトルやってるのでも最後に家具になっちゃったのでも、
とにかく戦人の目で確認しないと死亡扱いにならない、ということからも
ああいう魔法描写は魔女が好き勝手言ってるだけで、
少なくともすべてが「事実」と判断しなくていいみたいです。
ついでに言うと、棋譜によると物語上は朱志香の後に死んだ南條・熊沢は第7・8の晩、
つまり夏妃の部屋で死んだ三人よりも後ということになっています。
死亡順は棋譜と文章、どっちが正しい？ いやどっちも間違ってる？
そこから色々話を膨らませることもできるんじゃないかなーと、
そんな程度の感想ですけど。
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