2009/10/10 全8話完全クリア。
ワゴンセールから続編の2と一緒に発掘。
DS逆転裁判1の、カガク捜査的なことをいっぱいできるのかな? と
前々から気になっていたのですが、手を出す機会を逸していたので
ある意味丁度よくてらっきー。
南東京市科学研究所所属の鑑識官・江波識子となって、
ご先祖様の江波査之介(の霊)や猫又の鑑太と共に
事件現場で証拠品を集めたり、指紋採取したりして、
それら証拠品のデータや関係者の証言から事件の真相を推理していくゲームです。
ただ、上記紹介文の2行目が示すとおり、
幽霊だの妖怪だの怨霊だのが普通にいらっさる世界なので
あまりリアルで真面目なものを求めてはいけません。
それはさておき。
当ゲームにおけるメインであるところの鑑識活動ですが、
これがいい意味で予想通りでした。
タッチペンでぐりぐりと怪しげなところ調べて証拠品見つけたり
指紋採取の白い粉やルミノール液を振りまいたりとかとか
これがもう純粋に感覚的に楽しい!
捜査する事件も殺人事件オンリーではなく、
暴行事件や誘拐事件等もあり、
現場もご近所から海中、孤島の研究所までバラエティー豊か。
セーブできるのが1箇所だけだったり、
メッセージ早送り機能が1巡目にはなかったり
(2巡目以降ならボタン押しっぱで可能)
細かい難点はありますが、全般的には文句なしの一品です。
個人的には証拠品を鑑定する専門家さん方の
(法医とか、指紋のスペシャリストとかいろいろいる)
生物担当・植木さんと物理担当・物部さんがよい感じでした。
植木さんは何と言うかこう、浮世離れしすぎってーか
いつまでも少年の心wをお持ちのお方だってーか
まあ社会的には目先の趣味に釣られまくりのダメ人間なんですが、
懐かれてて悪い気はしなかったです。
物部さんは、鑑定先に困ったらとりあえず物部さん!
という形でゲーム中大いにお世話になったのに加え、
ちょい強面でぶっきら坊な語り口なのに
実際は背がちっちゃい子に配慮するような優しい方で
素直にミスを認める姿とか実は歴史スキーだとかのギャップが素敵でした。
File01「猫と十手と桜」
最初ということもあり、キャラ紹介とチュートリアルを兼ねた簡単な話と思いきや
意外な発想の転換を求められて初っ端からわたわた。
車の追跡用道具は消去法でやっとでしたよ……
File02「放課後の死体」
とりあえずお二人の体験学習先は趣味と実益を優先しすぎでさすがであった。
大事な十手がなくなってどうしよう! てなるのはいいんですが
持ってた人はうすらぼんやりわかるものの、何故持ってかれたのかが未だにわからず。
結局あれはいったい何だったんじゃろう。
File03「割れても末に」
おお、百人一首ネタ! と喜ぶもまさかあんな形で使われるとは。
とりあえずお二人さんに対してはお幸せに、としか言いようがない。
File04「マリンブルーの罠」
行方不明の人を探していたはずが、
何故か他の人の死体を発見しちゃってその事件を解決してエンド。
おいおい、布川さんはどうしたんだよと思ってたら、
ちゃんと最後には無事が確認されたのでほっとしました。
File05「小さき者のラブレター」
人死にが出たりもしますが、テーマもギミックもタイトル通りの「ラブレター」なお話。
それでいて、事件に関わるのが最も色恋沙汰に縁がなさそうな
(というか全く気づかない)植木氏だったて辺りがらしいというか何と言うか。
でもそーゆー相手だからこそここまでやる気になったのかもしれませんがね。
File06「毒蜘蛛の手帖」
タイトルでPSの推理ゲーム「クロス探偵物語」第七話を思い出して勝手にgkbr。
あの雰囲気とか、死に様の痛々しさとかがすっげー怖くて未だにトラウマなのですよ。
犯人の抱える闇等を考えるだに何かと後味悪いお話のはずが
識子ちゃんの人柄故か、クリア後の印象は意外とさっぱり風味でした。
自殺系サイトで名乗るHN「ひきこ」が妙に可愛らしい。
File07「ファイナルカウントダウン」
マッシー素敵だよマッシー。
又はさよならかんこさん、なお話。
え、某化学担当? 霧が濃くて見えない><
File08「夜泣き写楽」
1~7話をノーミスクリアしたら解禁されるおまけ的最終話。
7話の「南東京科研、最後の日」によりにもよってテロ発生!?
だなんて緊迫しまくりムードとは対照的に、
穏やかな日常にひょんなことから舞い込んだ歴史のミステリーに挑戦、という感じ。
それにしても鑑太の能力とか交友関係とか、
最早チートとでも呼んだ方がよいのではないだろーか。
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