忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

「片恋いコントラスト 第三巻」楡居 凪 感想。


楡居 凪
冴子が二年に進級したのと同時に、隣県から引っ越してきた転入生。
前の学校はかなりの進学校だったようで、
冠咲学園の一人分しかなかった(らしい)転入枠を実力で勝ち取っており、
転入後も学年一位を狙える学力の持ち主だったりします。

高校二年の男子としてはやや小柄……決して長身とは言えない子でして。
(冴子ちゃんよりは大きいみたいですけど)
そこら辺が大変コンプレックスらしく、
身長のことをネタにされ(たと感じ)るとついカッとなってしまうのだとか。
転校初日から冴子ちゃんと衝突しちゃったのもこのコンプレックスのせいで
見慣れない&新品の制服の生徒だったから一年生と勘違いしちゃっただけなのに、
オレが小さいからか!(どっかーん)みたいに受け取ってしまったらしく。

でも出会ったばかりの冴子ちゃんが
そんな凪の内面のあれこれを知るはずもないので
「ちょっと間違えちゃっただけなのに、何なのこいつ!」と、
第一印象はサイアク、好感度もマイナスからのスタートとなる訳です。
PR

つづきはこちら

[ゲーム話]感想・レビュー : Comment (0)

「片恋いコントラスト 第三巻」楠見清孝 感想。



楠見 清孝
冴子ちゃんが通う冠咲学園の教師で、専攻は日本史。
学級担任や部活顧問を受け持たない代わりに
学園内の植物の手入れを任されている、らしい。
若い独身教師であるからか一部女子生徒に人気のようで、
彼女らに「くっすー」と呼ばれて追い回されている姿もしばしば。

この方の特徴としては、とにかく「やる気がない」ということ。
それは教師という現在の職に対してもそうで、
仕事を辞めた後の元手にすべく宝くじ等を大量に買い込み、
学内で当選確認をしては崩れ落ちる日々。

二巻で、悩める冴子ちゃんが楠見先生に相談を持ち掛ける場面があるのですが
「勤務時間外だから勉強の質問は一切受け付けない」とさっくり拒否られるという。
「勉強の質問ではない」と言うと
「余計に無理」と取り付く島とかない感じでしたので、
こんな人とどうやって恋愛って話になるんだとしみじみ思ったものです。

なお、先述の「無理」の後に続いた言葉は
「仮に自分が話を聞いたとしても最後に決めるのはお前。
だから人に頼らず、自分で考えろ。
どうせ何を選択したって、絶対にどこかで後悔する。そう考えとけば気が楽」
と、存外に真っ当な「回答」だったりしたのでした。

※以下、先生ルートのネタバレあり感想になるんですが
 個人的に教師と生徒っつー関係性も悪くはないとは思うものの
 現代物だと、どうしても教師側の職業倫理方面に許容し難いものを覚えるので
 コメントがやや辛口傾向です。
 わかってるけど反省しません。

つづきはこちら

[ゲーム話]感想・レビュー : Comment (0)

「片恋いコントラスト 第三巻」。



2019/6/13 2周目&特別授業まで読了。
この春、中高一貫校である冠咲学園の高等部に進級した橘川冴子(たちかわ・さえこ)。
特定の友人を作らず、人付き合いは「狭く浅く」がモットーの彼女だったが
ひょんなことがきっかけで社会科担当教師・楠見清孝(くすみ・きよたか)から
「補習」という名の個別指導を受けるようになる。

月日は流れて次の年の春、
冴子のクラスにやってきた転校生・楡居凪(にれい・なぎ)が隣の席となり――
オトメイト×フロンティアワークスによるtriAngle PROJECT
第二弾である「片恋いコントラスト」。
中高一貫校を舞台とした学園青春三角関係物で、
最終巻となる今作のお相手は教師及び転校生。

気が付けば全三巻を一本にまとめたSwitch版が既に発売され、
そちらには追加の後日談までついて来てしまっているのでありますが
(正直、三巻連動特典が肩透かしだった分ちょっぴり期待しちゃってるんですが)
敢えてのPC版の感想であります。

主人公の橘川冴子ちゃんは誰とも仲良くなろうとしたがらないネガティブっ子。
対するこれまでのお相手は良くも悪くも積極的、
言い換えれば強引な方々でしたので
否応なく巻き込まれ、振り回される形で、
結果的に恋物語が成立しておりました。

が、今回の「初恋編」のお相手である楠見先生は無気力だるだる系の教師で
生徒と個別に交流をしたがるタイプでは決してない。
(むしろそういうのから逃げ回る方)
この二人が、出会うまでは(同じ学校だから)いいとしても
その後、お互いあんまり関係を深めようとしなさそうで
どっちからどうやってそういう話に持ち込むのか、
という点は大いに気になるところでした。

…まさか冴子ちゃんの成績がよろしくない、
なんて設定が三巻でいきなり明らかになって
それを見かねた先生が勉強を見て下さる、なんて展開になろうとは。

そんなこんなで先生と一緒に過ごす時間が長くなっていき、
気が付けば冴子ちゃんは先生に想いを寄せるようになっていく訳ですが、
教師である楠見先生が生徒である冴子ちゃんの想いを
すんなり受け入れてくれるはずがなく。

『忘れられない過去の恋』と『失恋の傷を癒した未来の恋』
この二つが同時にやってきた時、あなたは最後にどちらを選びますか?

という「片恋」のコンセプト的に
「初恋の人」とは(最初は)結ばれないのがお約束でありますが
第三巻は相手が相手だけに「まあこうなるよなー」と至極当たり前に納得できた感じ。

一方、「傷恋編」担当の楡居くんの方はと言いますと、
初遭遇が入学式&始業式の日で、見知らぬ、真新しい制服を着た(小柄な)生徒だったため
新入生扱いをしちゃったのが楡居くんの地雷を的確に踏み抜いた形でございまして。

あちらからは喧嘩腰に「謝れ」と詰め寄られ、
やむを得ず謝罪するも「心がこもってない」とダメ出しを食らい、
「ちょっと間違えただけなのに!」と冴子ちゃんの方もついつい感情的に対応。
以降、話せば何故か言い争ってしまう、犬猿の仲状態に突入し
先生とはまた別の意味でどっちからどうやって恋愛話に至るのか大変興味深い、という。
…ケンカップルって大変美味しくてよろしいと思います。

基本的に「個別ルートとかなしでほぼ完全に一本道、BadEDもなし」なので
「初恋編」で先生に心惹かれ、「傷恋編」で楡居くんと仲良く喧嘩するのは決定事項。
ですがその後の「三角関係編」は起こるイベント(文化祭等)は同じだけれど
その展開がどっち寄りのものになるかは恐らく好感度で分岐、
最終的にどちらのEDになるのかも同じく好感度に因るものと思われます。
…正直、あれだけあれこれあった相手を袖にして別の方とって、
気まずいなんてもんじゃないですからねぇ。

この「片恋いコントラスト」という作品の舞台は異世界とかでなく現代日本で
妖精だとか特殊な能力者とかも出てこない純粋な学園青春物ですので
自分としてはかなり珍しいというか、正直新鮮でございました。
主人公や攻略対象の年齢層もほぼ高校生(先生も入ってるけど)だし
物語中の出来事も、現実的に起こらなそうで起こりそうなギリギリのラインだしで。

他のTriAngleProject作品の「Tlicolity Eyes」や「蛇香のライラ」みたいな
突き抜けた華やかさとかはないかもだけれど、
その分心の機微を丁寧に追いかけてくれた作品だと思います。
たまにはこういうお話もありですよなー。

個別感想(ネタバレ配慮してません)
楠見清孝 感想→
楡居  凪 感想→

ちなみに全三巻通しての個人的ランキングは以下な感じ。

つづきはこちら

[ゲーム話]感想・レビュー : Comment (0)

「片恋いコントラスト 第二巻」桐阪 保 感想。



桐阪 保
高等部二年、つまり冴子ちゃんの一個上。
まだ二年生なのに高等部の生徒会長であり、校内でも有名人。
あの冴子ちゃんですら(学年が違うのに)見知っていたくらいですからねー。

頭が良くて、スポーツ万能で、何よりもあの女子受けする外見で、
加えて「女性にはとにかく優しく」という行動原理の持ち主なので
当然のことながら女子にモテまくっておられます。
そして、桐阪先輩はそういう自身の魅力をよーっく理解しているタイプ。

公式のキャラ紹介でも「計算高い性格」なんて書かれていて
実際自らの望みを叶える為ならば、用意周到に根回しでも何でもやる方なんですが
予想外の事態に「え!?」となっている姿の方が印象的という。

そんな桐阪先輩との出会い(?)は高等部入学式の日の放課後。
社会科の備品を運搬していた先輩に冴子ちゃんがぶつかって、
備品にヒビが入っちゃったのを先生に黙っている代わりに
「生徒会へ入って」との勧誘をうけるという流れ。

そもそも誰とも関わりたくない冴子ちゃんが共同作業必須の生徒会活動だなんて、と
当初は当然ながらに完全拒否の構えだったのですが
尊敬するラジオパーソナリティの舞渡華さんに「是非やってみるべき」と
後押しされたのもあって、生徒会に入ることにしてみたのでした。

つづきはこちら

[ゲーム話]感想・レビュー : Comment (0)

「片恋いコントラスト 第二巻」檜渡鈴太朗 感想。



檜渡鈴太朗
中等部3年なので、冴子ちゃんの一個下。
男子バレー部のキャプテンで、この歳にして183cmという恵まれた長身の持ち主。
見た目通り、元気と明るさが取り柄の爽やかスポーツマンって感じの子です。

これまでの冴子ちゃんの、人付き合い避けまくり学園生活的に
当然ながらこんな後輩君とは全く接点なし。
学園内とかで何度か遭遇してはいるんですが冴子ちゃんの印象には特に残らず。
ようやくちゃんと存在を認識したのは球技大会の時、になります。
といっても、ちょうど試合中だった鈴太朗を「何か背の高い子がいるなー」と目に留めて、
近くにいた桐阪先輩に名前や学年を教えてもらって「へー」という感じで終了。

――したはずが、まさかその日下駄箱に入っていた
「お話があります」なんて手紙の主が彼で
「好きです! 付き合ってください!」と告白されちゃうとかまさしく青天の霹靂。

当然、知らない男の子といきなり付き合うだなんて無理むりムリと断るんですが、
鈴太朗は引き下がらず、「じゃあ、お試しで付き合ってみるってのは!?」と再提案。

…この告白の少し前、生徒会作業中に恋バナで盛り上がったことがありまして。
「好きな人がいないから、誰かと付き合うとかない」と言った冴子ちゃんですが
「付き合ってから徐々に相手を好きになっていくパターンもある」
という桐阪先輩の見解に、「そういう恋愛の形もあるんだー」と
なんだか納得したことを思い出して、「それでもよければ」とお返事。
こうして二人のお試しお付き合いがスタートしちゃうのでした。

つづきはこちら

[ゲーム話]感想・レビュー : Comment (0)