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「片恋いコントラスト 第二巻」。



2019/6/5 全ルートクリア。
この春、中高一貫校である冠咲学園の高等部に進級した橘川冴子(たちかわ・さえこ)。
特定の友人を作らず、人付き合いは「狭く浅く」がモットーの彼女だったが、
高等部2年の生徒会長・桐阪保(きりさか・たもつ)から生徒会役員に勧誘され、
お気に入りのラジオ番組のパーソナリティの言葉に後押しされたこともあり、承諾する。

役員としての初行事・球技大会を終えた後、
中等部3年の檜渡鈴太朗(ひわたり・りんたろう)に突然告白されて――
オトメイト×フロンティアワークスによるtriAngle PROJECTシリーズ・第二弾。
中高一貫校を舞台とした学園青春三角関係物で、
今回は先輩及び後輩と仲良くなる回、となります。

主人公の高校一年生・橘川冴子ちゃんは過去の出来事がきっかけで、
とにかく人と関わりを持つことを避けまくっている女の子。

そんな彼女が入学式の日に、生徒会長の桐阪先輩とぶつかっちゃって
そこからかなり無理やり強引な勧誘の果てに生徒会役員を引き受け。
ってのは一巻でもあった流れですが、
今回は某変人クラスメイトにそう気に入られずに済み、
彼の幼なじみともあまり接触なく終わった世界線という感じ。

で、球技大会の後にほぼほぼ面識なしの後輩・鈴太朗くんにいきなり手紙で呼び出され、
「好きです! 付き合ってください!」と告白されて、
「お試しでよければ」という形で交際(仮)がスタート。

…しかし、「片恋いコントラスト」という物語の構造上仕方ないんですが、
(仮)は外れたものの、このお付き合いは破局を迎えます。

鈴太朗との恋に傷つき疲れ、別れを選んだ冴子ちゃんは「もう恋なんかしない」と固く決意。
そんな冴子ちゃんを桐阪先輩がすぐ側で見守り、優しく励ましてくれて
ようやく「次の恋」を考える気力が回復してきた頃
元カレ・鈴太朗が再び接触してきたことから否応なく波乱が巻き起こるという次第。

『忘れられない過去の恋』と『失恋の傷を癒した未来の恋』
この二つが同時にやってきた時、あなたは最後にどちらを選びますか?

というコンセプトに沿った展開が繰り広げられるのは一巻と同じ。
個別ルートとかなしでほぼ完全に一本道、BadEDもなし、なのも変わりませんが
最終分岐がどうやら好感度に因るようなので
最後の選択肢だけいじれば別ED、とはならないかもしれません。

ちなみに今回のお相手である先輩及び後輩はどちらも恋愛的な意味で大変積極的な方々。
相手の想いがストレートで行動もわかりやすい分、
対するヒロイン・冴子ちゃんの面倒くさい部分が全開です。
一巻は冴子ちゃん以上に相手の二人が厄介な事情持ちだったため
そんな二人に挟まれ振り回されで、冴子ちゃんの厄介部分があまり表に出ませんでしたが
二巻は彼女のうじうじうだうだ思考のせいで拗れた感がございます。
個人的に理解はできなくはないけど、
付き合うにはなかなか面倒な子なんですよね>冴子ちゃん

なお、この「片恋いコントラスト」は全三巻をまとめて1本にした形で
Switchに移植されることになりましたがPC版で揃えちゃったんで、
まあこのまま三巻もやります。
一巻、二巻の序章部分ってかなりおんなじ文章があるので
入学式朝の行動で各巻ルートに分岐、て感じになるのかな~。

正直、「片恋い」はまだいいけど第三弾の「蛇香のライラ」が
どこまでちゃんと移植できんのかが気になりますw
未プレイなんで詳細知りませんが、
(18禁ではないんだけれど)あれこれ頑張っていたみたいですからねー…

個別感想(ネタバレ配慮してません)
檜渡鈴太朗 感想→
桐 阪  保  感想→
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「片恋いコントラスト 第一巻」樫永 和兎 感想。



樫永 和兎
高校一年ですが、冴子ちゃんたちとは違うクラス。
亜樹那とは家がご近所で、家族ぐるみの付き合いの幼なじみ。
体育会系の亜樹那とは対照的に、体力がないとかで運動は大の苦手。
文章を書くのが好きな文芸部所属のガチ文系さん。

特進クラスにいけるくらい頭がよく、「綺麗」と称される整った顔立ちな上
いつだって笑顔を絶やさず、物静かだが人当たりのいい人格者。
そのため、周りから「王子様」扱いまでされていたり。

ちなみに文化祭では女装状態で接客しておられましたが、大変好評だったようで。
当人としては決して喜ばしい状況ではなかったようですけどね。
(特に冴子ちゃんにその姿を見られてしまったことについて)

以下、和兎さんについてネタバレつつあれこれ。

つづきはこちら

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「片恋いコントラスト 第一巻」椎葉亜樹那 感想。



椎葉 亜樹那
高校一年で、冴子ちゃんのクラスメイト。
見てのとおり眼鏡君ですが、実態はサッカー少年。
冠咲学園はプロ選手を多数輩出したサッカー強豪高らしくて、
亜樹那もプロを目指しているが故にこの学園に進学したんだとか。

出会いこそ、「学校の裏庭で泣いている」だなんて意外な姿でしたが、
何かそんな繊細(?)な第一印象を吹き飛ばすような超マイペース「変人」です。
良くも悪くも空気読めない人で、場の雰囲気とかお構いなしで真っ直ぐ突き進むタイプ。

冴子ちゃんはそんな亜樹那に「面白い奴」と興味を持たれてしまい、
がんがん容赦なく距離を詰められて
変人のフリとか氷点下対応とかして何とか離れようとするんですが、
所詮養殖物は天然に敵わないっつーか、「空気読めない」亜樹那には全く伝わらず、
より気に入られてしまうという悪循環。

あと、この方は「新商品」のお菓子に目がなくって。
かつ丼味チョコだの焼きナス味ソフトキャンディといった
明らかに「誰がこんな企画通しやがった!?」レベルの不味そうな代物を
「試さないと勿体ない」と躊躇わず購入。
そんだけなら当人の自由ですけど、それを配って下さるんですよ。
当人には嫌がらせの意図とか全くなく「誰かと食べた方が美味しいから」でしかなくて、
周りのドン引いてる様に気づかずに大変好意的に押し付けてくるっていうね…

まあこんくらい強引な人でもないと
冴子ちゃんを捕まえるのは難しかったんだろうなとも思いますが
実際身近にいたら、と考えるとちょっと困った方ではあります。

つづきはこちら

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「片恋いコントラスト 第一巻」。



2018/12/19 全ルートクリア。
この春、中高一貫校である冠咲学園の高等部に進級した橘川冴子(たちかわ・さえこ)。
特定の友人を作らず、人付き合いは「狭く浅く」がモットーの彼女だったが、
お気に入りのラジオ番組のパーソナリティの言葉を受けて行動した結果、
クラスメイトの椎葉亜樹那(しいば・あきな)と、
亜樹那の幼なじみの樫永和兎(かしなが・かずと)と親しくなる。

冴子は次第に亜樹那に心惹かれていくが――
オトメイト×フロンティアワークスによるtriAngle PROJECTシリーズ・第二弾。
華やかな芸能界を舞台としたラブコメの第一弾・「Tlicolity Eyes」とはガラリと異なり、
中高一貫校を舞台とした学園青春三角関係物です。

主人公の高校一年生・橘川冴子ちゃんは過去の出来事がきっかけで、
とにかく人と関わりを持つことを避けまくっている女の子。

そんな彼女の密かなお気に入りが深夜のラジオ番組。
(たびたび投稿して、何度か採用されているほどのヘビーリスナー)
その番組のパーソナリティであるアルカンジェ舞渡華(まどか)の言葉、
「些細な選択や行動があなたや他人の人生を大きく変える」が心に残った彼女は
高等部の入学式の日、たまたま早起きをしたのでいつもより早めに登校してみることに。
そうしたら、裏庭で涙を流していた男子生徒・亜樹那と遭遇。
亜樹那に何故か大変気に入られてしまって、半強制的に「友人」になってしまった上
気づけば彼は冴子ちゃんの「初恋の人」に。

…しかし、この「初恋の人」には振られてしまいます。
振られて傷ついた冴子ちゃんの心を癒してくれたのは皮肉にも「新たな恋」。
亜樹那の幼なじみ・和兎が意気消沈する冴子ちゃんを何かと励ましてくれたりして
何とか前の恋を吹っ切れそうになってきた頃に
「初恋の人」・亜樹那がまたまた関わってくるという訳です。

『忘れられない過去の恋』と『失恋の傷を癒した未来の恋』
この二つが同時にやってきた時、あなたは最後にどちらを選びますか?

というコンセプトのとおり、この物語は初恋編→傷心編→三角関係編を経て
最後にどちらを選ぶのか、という形で展開していきます。
「Tlicolity Eyes」みたいに個別ルートとかなしでほぼ完全に一本道なんですね。
(BadEDもありません)
一応選択肢で好感度を上げたりもできますが、
イベントの展開が多少変わるくらい(台詞差分もあり)で
基本的な話の流れは上記のとおり、変わりません。

また、二周目には彼視点のお話がちょこちょこ入りまして、
そこで初めてわかる当時の心情とか裏話とか、
こういう別視点での話はかなり好物な方なんで大変楽しませていただきました。

「triAngle PROJECT」シリーズ三部作の中だと
この「片恋いコントラスト」は一見地味で(他二つがある意味派手すぎとも言う)
そもそも三角関係物はちょい苦手だったこともあり、
初見ではあまり惹かれなかったんです。

でも体験版までやったら、その先の展開といいますか
このキャラ達とどうやって初恋→傷恋→三角関係ってなるんだろうって
興味湧いちゃって、結局全巻買っちゃったのは「片恋」だけだったり。

基本的に学園青春物なので
球技大会とか文化祭とか「らしい」イベントはきっちり押さえてますし
幼なじみ二人とのもだもだした関係性は、
たまに「何でこんなに拗らせてるんだ!」と言いたくはなりますも
そんなところまで含めて自分的には楽しめました。
攻略対象も二人だけなので、一本道話を二周、
ただエンディング見るだけだったら最後の選択さえどうにかすれば終わるので
さくさくとコンプリートできるところも悪くないですしね。

個別感想(ネタバレ配慮してません)
椎葉亜樹那 感想→
樫永 和兎 感想→

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「Tlicolity Eyes Vol.2」。



18/12/03 全ルートクリア。
人口のおよそ3割が特殊な能力を持つ「能力者」となっている時代。
芸能界絡みの職に就いている東地(とうち)家の三姉妹も
「相手のステータスを一時的に上昇させる」能力の持ち主。
しかしその能力には、使った相手が一定時間
自分のトリコになってしまうという困った副作用(通称「トリコリティ」)が。

東地家の次女・棗(なつめ)は23歳の新人カメラマン。
先輩カメラマン・望月ヨウスケのアシスタントとして赴いた撮影現場で
人気モデル・仙波(せんば)ワタルの写真を撮らせてもらえることになったのだが、大失敗。
意気消沈する棗に、ワタルはとんでもない提案を持ちかけてきて…
オトメイト×フロンティアワークスによるtriAngle PROJECTシリーズ・第一弾で
「芸能界×ラブコメ×三角関係」がテーマの「Tlicolity Eyes」。
今作はその第二巻に当たります。

どうせなら一巻から三巻まで全部やった方がいいかなーとは思ったんですけど、
そこら辺は自分の好みに正直に! の精神で。
だって寡黙で一途な眼鏡の先輩とか、
軽薄遊び人系が本気になる瞬間とか実によいじゃないですかー。

ヒロインである棗ちゃんは内気で大人しく、少し人見知りな23歳。
過去の、友人との間に起こったトラブルを今でも引きずっていて
そのせいで今でも自分に自信があまりなく、
自分の考えを表明することすらつい躊躇ってしまいがちなところがあります。

そんな棗ちゃんのお相手候補はあらすじにも名前が出てきた
モデルの仙波ワタルと、先輩カメラマンの望月ヨウスケのお二人。
なお、あらすじ中のワタルの「とんでもない提案」とは、
棗ちゃんがワタルの部屋で同居すること。
ワタルさん曰く「魅力的な写真を撮るためには、まず被写体を知ること」、
だから被写体の側で生活してみればよい写真が撮れるよ! てことらしいですよ。
このトンデモ提案を(ヨウスケの大反対も虚しく)何とお互いの所属事務所が承諾。
棗ちゃんも腹を括ったことから、三ヶ月の期間限定同居人・ワタルと
実は仙波家の隣室にお住まいだった望月先輩に囲まれつつ
色々頑張る日々がスタート、な訳です。

…まあ、能力だのステータスだのが存在するふんわりファンタジー設定な近未来なので
いわゆる整合性だとか常識だとか現実的諸問題だとか、
そういうところに真面目にツッコミ入れたら多分負けです。

そんな確定ラブコメな日々に更に刺激を加えてくれるのが
棗ちゃんの持つ能力――というかその副作用「トリコリティ」。
能力を使った相手が男性の場合に限り、棗ちゃんのトリコになって迫ってくるという。
それも、ほぼ初対面の相手から「結婚して下さい!」と熱烈プロポーズを頂けるレベルで。

なので序盤の、好感度低めの時だろうと容赦なくがんがん来て下さいます。
しかも「トリコリティ」モード中は、普段とは異なった一面が表出すると言いますか
それぶっちゃけ本性だろ? みたいな
通常時からは想像もつかない迫り方をしてくれますんで
一粒で二度美味しい的な感じで楽しめるかなと。

同居生活前~開始を描いた共通ルートから個別ルートに分岐いたしまして、
エンディングはそれぞれHappyED1種、GoodED2種の3種類。
つまり、BadEDとか悲恋EDとかないし
GoodEDも普通にくっつきそうな気配(又はほぼくっついてる)で終了と
ある意味平和すぎるので安心して読めました。
選択肢の調整には少々手こずりましたが。
(HappyEDは楽にいけるんですが、狙ったGoodEDに行くのがちょい難しかった感)

そしてワタルとヨウスケ、二人分のHappyEDを見た後には、
トリ愛なるルートが新たにオープン。
まあ簡単に言っちゃえば、ひたすら二人に迫られまくる三角関係全開ルートでございます。
なお、棗ちゃん自身はいくらお二人から激しく迫られようと
基本的に恋愛に激疎い系女子な上
「この状況は能力の副作用で当人の本意ではない」と考えているし
むしろ「自分の(能力の)せいでこんな事態になっちゃって申し訳ない」
とまで思っているので簡単に絆されたりはせず、
ひたすら副作用が終わるまで頑張って耐えてるだけなんですよね。
可哀想に。

あらすじとか雰囲気みれば分かります通り、全般的にライトなノリで、かつ糖度高め。
「トリコリティ」とか設定にファンタジー要素はあるけど
それはあくまでも色々なシチュエーションを楽しむための舞台装置で
他ゲームみたいに「世界の謎」の解明とかする必要もないし
お話自体も変に捻ったところもなくてある意味王道。

うちのPCスペックが絶妙で「トリコリティモード」入る度に妙な遅延が発生して、
苦笑いするしかなかったけど、まあそこはそれ。
攻略対象も二人とコンパクト仕様なのでさっくりと楽しめました。

以下、各人ルート等のあれこれ等ネタバレ。

つづきはこちら

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