2010/02/18 本編読了、挑戦状も全クリア。
不可思議としか思えない物語に秘められた謎を、
質疑応答を繰り返すことで解き明かすゲーム。
簡単に説明するために例題を上げますと
「銀行の車が強盗に襲われ、10万ドルの入った鞄が奪われた。
が、強盗はその鞄をすぐ中の札束ごと燃やしてしまった。何故?」
これだけだとちょっと筋が通らない、謎の物語だけれど
文章内のキーワードを選んで質問していくことで
(例えば「強盗が10万ドルを燃やしたのは事故だった?」とか)
物語の裏というか、物語の文章だけではわからない部分がうっすらとわかっていく訳です。
その「ああ、わかった!」という瞬間のカタルシスが実に楽しいゲームです。
それが全80問と実にボリュームたっぷり。
たまに、本文読んだだけで一瞬で真相わかるのもあるけど、まあそこはそれ。
問題解きまくると、慣れてくる分そういうのは増えてはきますが
その慣れが逆に先入観となって、実は違いました☆ってのもあったりしますし。
元の問題集が大人向けというか、作者がヨーロッパの人たちな故か
一部問題がブラックジョークな感じなのでそこはちょっと注意、なのかな?
よくよく考えればかなりきっつい人死に話とか結構ちらほらありますので。
今回やったのは2なのですが、1にはない挑戦状と言う名のパズルがおまけについています。
各人の証言(嘘つき入り)から推理するのから、
数字パズル、落ち物パズルみたいのまでバラエティ豊か。
こちらは全10問と少な目ですが、あくまで本編のおまけなのでそこは仕方ないかなと。
以下、気に入ったお話とか(当然ネタバレ全開)。
ある意味一番難問だったのは最初の「からっぽの瓶」。
いまいちシステムに慣れていなかったり、
いくら質問を重ねても状況がぴんと来なかったりで
すっごい大量の質問をしてようやく、でした。
上の感想でも書いていた「かなりきっつい人死に話」ってのは
「森の中の死体」「呪われたクルーザー」みたいなのですかね。
特に前者は、何も悪いことしてないのに可哀想すぎる。
で、どうせまた人死に話なんでしょ? 的な殺伐した気持ちで挑んだ
「ウォルターの退院」はその逆をつかれたというか。
酷い話だと思っていてごめん、つかおめでとう! と心からの祝福を捧げたくなりました。
そういう経緯もあって、この話が一番可愛くて好きです。
そして、おまけの挑戦状はどれもこれも楽しかった!
「6軒の家」とか無駄に真面目に考えすぎて、
(留守=旅行とは限らない! とか)
どつぼに嵌りましたが、こういう問題大好きなので嬉しかった。
一方、もう勘弁してくれは「アンナの宝石箱」。
操作ミスが多くてなかなかクリア、というかSランクになれず
延々と何日もずーっとこれやってたら夢の中にまであの画面が!
そして最後の最後、格子のパズルにも一苦労。
パーツを裏返しにできたらすぐにクリアできたのに!
(それじゃパズル問題になってないだろというツッコミは置いといて)
何とかクリア自体はしたものの、「もう一度」がうまくできず
ここだけランクがSになってなくて悔しいです。
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